スタディツアー感想文 丹羽菜月さん・吉田真生さん

そんな日が来たら・・・

丹羽菜月(愛愛知県立芸術大学4年)

3月に初めてインドに行ってから、光の教室が音楽やダンスを教えている意味をずっと考えていました。
今回2度目のインドということで、前よりも多少は冷静になれたところがあると思うので、自分なりに書いてみます。

音楽をやるということは常に自分と向かい合っていくことです。

だからまずは、自分を知るために。
自分って何が好きなの?誰が好きなの?どうして好きなの?
音楽を通して、自分を知ることで、きっと彼らは無意識に、今までより自分のことを好きになって、大切にするようになったと思います。
だからこそ同時に、今の自分たちの置かれている状況に、より強く疑問や不安を感じ始めているけど、それとは反対にやっぱりそれぞれ夢を持ち始めていて。
 
自分にとっての幸せ、自分の愛する周りの人の幸せを考え始めたら、この先、強烈に『この状況を変えたい!!』って思う時が来るかもしれないです。

もしそんな日が来たら…

スラムで育ち、真実を知っている彼ら自身が、心の底から強く強く声を上げ、ぶつけていくことが、何よりもの人の心を動かす力になると思うのです。
むしろそれが、唯一の方法なんじゃないかって。
だから、今の私たちができることは、彼らが夢を持って、本気で『今を変えたい!』と思うようになるまでの道を、彼ら自身で築いていけるようにするためのお手伝いかなと。
そしていつかそんな場面が来たら、その時は全力で一緒に戦おうと。


でも分かりきってるけど、今の私じゃ、あまりに無力です。
だからこそ、私は私で自分の進む道を、しっかり極めようと思います。

もし、このツアーに関わった学生達が、若い力で、みんなそんな風に大きくなっていったら、
将来的に彼らにとってもすごく大きなサポートになるなって。
 
人は自分のために頑張るのは限界があるけど、大切な誰かのためになら限界なんてないと思うのです。
私にとって子供達の笑顔は、子供達との約束は、何よりものエネルギーになるみたいです(笑)


音楽は自分を表現するだけの独りよがりなものなんかじゃないです。
自分自身と向き合うことで、自分の考えを持ち、そこから世間に対する疑問が生まれ、そのおかしいと思ったことを誰かにもう一度考えてもらうきっかけになり得る手段になります。
その力を養うために、光の教室は音楽やダンスを教えているんじゃないかって。

それでいつか歌や踊りがなくても、生きているだけで表現だ!って気づく日が来るんだと思います。
そしたらもう無敵ですよね。


今回、子供達と触れあったツアー参加者のみんなが、それぞれ感情を高ぶらせながら、色々なことを考えたと思います。
それは彼らが言葉じゃなく、表現で私たちに訴えてきたからだと思うのです。

彼らには私たちとは違う背景があって、歴史があって、だからこそ、当然ものの見方や感じ方も全く違います。
スラムで生まれ育ったこと、インドという国で生きているということ。
それが彼らの放つ魅力の根源だと思うし、今後大きな大きな武器になっていくと思います。


彼らの人を動かす絶大なエネルギーは、今は目の前にいる私たちだけに向けられてるものだけど、いつかもっと多くの人に発信したら、なんだか想像もつかないくらいすごいことが起こりそうな気がしてなりません。
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インドが大好きになりました

吉田真生(神戸大学1年)

 インドは、大好きになる人と大嫌いになる人にわかれると聞いて、自分はどっちかな、面白そうな国だなと思っていたときにこのツアーを知り、子どもに関わることができてインドに行けるなんて楽しそうだと思いツアーに参加しました。

 最近はIT技術の進歩で話題になっていたのでお金持ちが増えて進んでいるイメージを持っていましたが、インドについて車の走り方や夜なのに人がたくさんいてバスをじっと見てくるのはイメージと違っていたし、怖くて日本に帰りたくなりました。
でも、2日目、3日目とどんどん慣れていきインドにいることが楽しくなってきました。
教室で頑張って練習する子供たちを見たり、その後一緒に遊んだりとっても楽しかったです。
スラムに子供たちを迎えに行くと、お母さんやお姉ちゃんたちも笑顔で迎えてくれて、大変なはずのスラムの生活が楽しそうに見えてしまいました。
担当だったゴーマルはあまり来なかったけれど、本当に本当に可愛くて、逃げて行ったと思ったらふりかえっていたずらっこみたいに笑うのが大好きでした。
はじめは少し怖かった街も、お店の人たちはやさしいし、お祭りの日も「一緒に踊ろう」って街の人が誘ってくれて、みんなナマステって言ったら笑顔になってくれて嬉しかったです。
 ツアー中、街にいる物乞いやハジーアリーにいくときにたくさんいた足や手の無い人たち、スラムの子どもたちがたまにみせる大人っぽい表情やキッズダンサーとの体つきや振る舞いの違いを見て、貧困やカースト、子どもたちがどんな気持ちでダンスしたり歌ったりしているのか等たくさん考えさせられました。
一生懸命でやんちゃで可愛い教室の子もレストランの面白い店員さんもカーストの中で生きていて、街で一緒に踊ったおばさん
も、もしかしたら子どもたちのことを汚いと思っているかもしれないと思うと悲しかったです。
カーストのことを私はまだ詳しく知らなくて、インドに昔からあるものでなくした方がいいとかなくなったら幸せとか簡単には言えないけれど、今少しでも周りの人が幸せと感じられるようなことをしたいと思いました。

 ステージ本番の子どもたちは必死で楽しんでいるように見えました。みんな本当にキラキラしていて、心から幸せそうでした。
多分ステージでダンスや歌を発表する機会なんてなかったスラムの子どもたちにダンスを教えてステージをつくりあげたゆりさんやスタッフさん達はとっても素敵だと思います。
いままでなかったことに挑戦した子どもたちやスラムのお母さんたちもすごいです。たくさんの奇跡が重なってできたステージにわたしも参加することができて幸せです。
 わたしはツアーに参加して、いろんな人と幸せだなって一緒に感じたいと思いました。
どこにいても周りの人を大切にしたいです。
 このツアーでインドに行って私はインドが大好きになりました。
 ゆりさん、スタッフのみなさん、中川さんとサルマン、ツアーのみなさん、ありがとうございました。
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  1. 2013/12/22(日) 19:03:51|
  2. 2013年9月ツアー感想
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